吃音は、初頭音を繰り返したり(な,な,な、なら)、出にくかったり(・・・なら)、など、ことばの流暢性とリズムの障害とされています。
吃音のある人は人口の約1%とされ、幼児期に発生することが多いですが、決め手になる治療法がないため、学童期以降まで持ち越すとなかなか治りにくいとされています。
吃音のある人は社会生活の中で、困難や悩みをもつことが多いのですが、黙っていればひとに分からないので、コミュニケーションを避けたり、悩みをひとりで抱え込むことになりやすいのです。
また、「どもってはいけない」と思うとかえってきつくどもる、言うことに自信がない時や、大勢の前に出ると緊張してどもり易いなど、社会生活での不安や人間関係のストレスなどがさまざまな形で吃音とかかわってきます。
吃音は十人十色、どもり易い音や語、困難な場面や悩みなども人それぞれです。
このような症状があるために生活する上で様々な困難をきたし、悩むことも少なくありません。
原因には様々な説があり、未だわかっていませんが、いずれにしても心理的な問題が大きく関わっていると言われています。
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